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zoom RSS N響が古楽に初挑戦〜ノリントンのモーツアルト、エルガーのチェロ協奏曲

<<   作成日時 : 2007/01/08 22:51   >>

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 もう昨年のことになるが、NHKの「2006音楽祭ハイライト」(12月24日)でノリントンがN響を振った特集をやっていました。
 ノリントンは、ピリオド(古楽)楽器のオーケストラではなく普通の近代楽器のオーケストラで初めてピリオド奏法を取り入れた人だそうです。

ピリオド奏法で一番特徴的なのが、弦楽器にヴィブラートをかけないことでしょう。
リハーサルを見ているとN響は彼のノンヴィブラートの提案を受け入れていました。
また、作曲当時の弦楽器の人数はヴァイオリンで多くて8人、通常は4人くらいだったということで、何と「弱音のときは弦楽器の半分は休んでください。休んでいる人はサンドイッチ食べていても、電話をかけていても良い」という指示。
大編成の曲で増強する管楽器では良くありますが弦でもやるのでしょうか。
バロックのコンチェルトグロッソを考えればおかしくはないです。

○モーツアルト:後宮からの逃走序曲K.384

○エルガー:チェロ協奏曲
 驚いたことに、チェリストの石坂団十郎はこの曲をノンビブラートで弾いていました。
ビブラートが一般化したのは今世紀はいってからということなら、エルガーもノンビブラートも作曲当時のスタイルなのかもしれないです。
どうもこの曲はデュプレの激しいビブラートが刷り込まれているため、ノンビブラートはちょっと違和感がある。この曲の悲劇的なイメージというより何か牧歌的なのどかな感じがするんですね。慣れればこれも良いのかも。

石坂団十郎も以前ハイドンの協奏曲聞いたときは普通にヴィブラートをかけていたから、良く思い切ってやったと思いました。もちろんN響もノンビブラートでした。

○モーツアルト:交響曲第39番K.543
 リハーサルでノリントンが言っていたように、エネルギーが湧き上がるように始まりました。
弱音で本当に弦楽器の3分の1くらいの人が休んでいます。

第2楽章の緩徐楽章はピリオド奏法の常としてあまり遅くない。
 だらだらしていなくてこれも良い。最後は早めにリタルダンドしてゆっくりになって終わりました。

第3楽章。リハーサルで「当たり一面エネルギーが飛び散るように」と指示を出したとおりです。木管の下降音の「モーツアルトの時代は演奏していると、貴族が聴いていなくて笑っている。あざ笑うように」という指示も面白い。
 トリオのクラリネットの2回目の装飾音。コープマンもCDでこれをやっていました。

第4楽章。これもエネルギッシュですが、ホルンを強調して強く吹かせるのがピリオド式ですか。

ノリントンが「作曲者が楽譜に書いていないことは演奏しないという解釈があるが、モーツアルトの時代は現場で判断するのを期待されていた。」

演奏家はその判断の答えを出す使命があるのでしょう。そのためにはその背景やいろいろなことを知らないとできないですね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ダンベルドアさま、明けましておめでとうございます。
昨年は何度か遊びにいらして下さってありがとうございました。
今年は一層チェロに励みたいなぁと思っています。(そんな事言って今年の初レッスン、お喋りで終わってしまいました…)
音楽については知識が浅いので、今年もダンベルドアさまのブログで色々お勉強できたらと思っています♪

では、また遊びに参ります〜!
ユキハラ
URL
2007/01/10 00:11
ユキハラさん
あけましておめでとうございます。
おしゃべりで終わるレッスンって楽しい先生なのでしょうね。今年はいよいよオーケストラに挑戦でしょうか。
楽しみですね。
ダンベルドア
2007/01/10 23:12

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