バッハ「平均律クラヴィア曲集」~グールドとリヒテルで聞いて

今日は、外出したり、部屋の整理をいろいろしたりして、今までかかってしまいました。
BLOGを書くようになってから、CDを探すのにとても時間がかかることもあって、層別して仕分け直すのにほとんど全部をひっくり返す状態に。

そのBGMにいろいろ聴きながら整理していたのですが、バッハの平均律がグールドとリヒテルの両方が出てきたので両方を聞いてみました。

以前TVで、作家の石田衣良が「池袋ウェストゲートパーク」を執筆するときに、グールドをよく聞いていたというのを思い出した。


リヒテルの平均律も評判良かったので一応持っていたのですが、ほとんど聴いていない。
残響が多くて、いかにもコンサートホールのグランドピアノで弾いているという感じであまりバッハらしくない、と思ってしまいます。
グールドと両方聞いた今回もそう感じました。
別にバッハはこうあるべきだみたいなステレオタイプのこだわりはないですが。


グールドを1枚聞いて、同じ部分をリヒテルで聞いて、交互に聞いていると、実は同じ曲と気づかないくらい印象がちがいます。

グールドのは音の躍動感があります。画像
ノンペダルでスタッカートで速めのテンポで進むところは、ジャズのスウィングを感じます。
実際はジャズのように音符の長さが次の音に寄せるような弾き方はしていないのですが。

声部と声部の相互の進行がまるで複数の人間が弾いているように明確に引き分けられていて、それが良く歌う。

グールドは、レコーディングスタジオの中でだけで自分自身との対話の中で音楽を作り、リアルの聴衆の前には出なかった人なのですね。
そのことが、今私がしている一人で部屋を整理したり、小説を書いたりのような作業と通じるものがあってこういう音楽を聞きながらするのに合うのでは、と思いました。


グールドのゴールドベルグを聞いてから、平均律を聞いたのだけれど、ゴールドベルグの方はよく聞いていることもあって、平均律のほうが新鮮に感じました。



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この記事へのコメント

p-cloud
2006年07月23日 17:32
いやぁ~ダンベルドアさんって
凄いですね。平均律を聴き比べ
するなんて、エネルギーが要る気が
します。私の場合、平均律はPTNA等
の課題曲なので、その為には必要に
迫られて聴きますが・・・
いや嫌いなわけじゃないんですが、
どうしてもバロック時代の曲、特に
バッハは小学5年生~インベンション
・シンフォニア・平均律との流れで
どうしても教材として聴いて
しまうんですよね。
因みに私はフリードリヒ・グルダの
演奏が好きなんですよ。って言うか、
あのジャズでもオリジナルでもやる
あの楽しげな性格が音楽にも表れて
入る気がして、好きなのかも
知れませんが・・・
my favorite stories
2006年07月23日 19:38
 ダンベルドアさん、こんばんは。グールドの<平均律クラヴィーア、素晴らしいでしょうね。このグールドの盤、手に入れたいと思います。<平均律クラヴィーア>は若い頃からずっとエドウィン・フィッシャーを聴いてきました。耳に入っているせいかマンネリ化してしまっているんですよ。どちらかというとオーソドックスなピアノというところでしょうか。グールドの破天荒なところが好きな私にとって見逃せない1枚になりそうです。いろいろと教えられますね。
KiKi
2006年07月23日 21:05
こんにちは♪  ああ、グールドの平均律ですか?  最近聴いていないなぁ・・・・。  KiKi は最近はもっぱらシフ盤を聴いています。  リヒテル盤は聴いたことがないのですが、残響が多いんですか??  グールドはやはりどうしてもゴールドベルグばっかり聴いちゃうんですよね~。  理由は簡単、ゴールドベルグは多分「私も弾いてみよう♪」とは思わないから純粋に音楽鑑賞として楽しめちゃうけれど、平均律は自分が弾くのでグールドを聴くと落ち込んじゃうんですよぉ・・・・ ^^;  
ダンベルドア
2006年07月23日 22:34
>p-cloudさん

≫平均律を聴き比べするなんて、エネルギーが要る気がします。

たまたま2セットだしてきて、他のことをやりながらとっかえひっかえで聞いていました。
 私にとっては気楽に聞けるBGMです。ピアノ弾きの方にとっては教材として意識されてしまうんですね。

>my favorite storiesさん
 フィッシャー盤は私は聞いたことありませんが、長い間定評があったそうですね。
グールド盤は時々「え、こんな早さ?」というところもありますが、調子が良くて楽しいですね。

>kikiさん
 シフ盤ですか。
そういえば、6月にシフ盤の平均律の記事をかかれていましたね。
 自分が弾く曲を鮮やかに弾くのを聴くとおちこむというのはよくわかります。
2006年07月23日 23:46
いつも、買おう買おうと思いながら、箱の重みに躊躇する、ギレリスのベートーヴェンとグールドの平均率です。
今度、なんか良いことがあったら、買おう。

garjyu
miwaplan
2006年07月24日 01:08
こんにちは。
あらあ?リヒテル盤の旗色が悪いですねえ。ちょっと残念。

両方持っていて聴いてますけど、リヒテルもロマンティックな雰囲気が好きなのよ。バッハでロマンティックなのが、もしかして人気のないポイントなのかなあ?

グールドのは躍動感があって、左手のパートも主張してるんだよね。

リヒテルの左手パートは、寄り添う感じかな。あるんだけど主張まではしない。

リヒテルのはLPで買って聴いて、売ってからしばらくして、中古で安くなっていたCDを買ったのでした。

今思い出したけど、キース・ジャレットも録音してたんだよね、平均律。
これにもハマッて一時期は聴いていたけど、売ってしまって手元にはないんだ。
ダンベルドア
2006年07月24日 13:09
>garjyuさん
 本当に箱物買うのって葛藤が入りますよね。garjyuさんにいいことがあることをお祈り申し上げます。

>miwaplanさん
 リヒテルも短調でスローな曲は叙情的でいいですね。でも通して聞いていると,勢いのあるグールドのほうに行ってしまいます。
 キースはチェンバロでしたっけ?ちょっとだけ聞いたことがありますが「ジャズピアニストらしさ」を期待していたのでちょっと当て外れでした。
miwaplan
2006年07月25日 00:30
こんにちは。
キースのは、チェンバロではなくて、ピアノで全曲弾いてましたね。

そうそう、まったくジャズらしくない演奏なのね。
クラシック愛好家からすれば、そういうキースではなくて、ジャズっぽいバッハを期待してるんだけど、真面目に取り組みすぎてしまった。
むしろバッハで遊んで欲しかったんだ。

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