フィッシャー「ハイドン交響曲全集」第9~12番(CD3)、 第91、92番、他(CD28)

33枚組のハイドンの交響曲全集の続きです。画像
ハイドンはエステルハージ公に仕えて毎日このような演奏をしていたのでしょうか。この演奏は,まさにそのエステルハージ公の宮殿で録音されています。いにしえのヨーロッパの貴族が独り占めにしていたであろう同じような響きが毎朝きけるのは幸せです。

■交響曲第9番~第12番(CD3)
・交響曲第9番
第1楽章の冒頭から全弦のユニゾンの16分音符でジャカジャカジャカジャカと颯爽と始まる。朝の目覚めに良いです。

・交響曲第10番
バロック時代のコンチェルトグロッソのように,テュッティとソロ(弦楽四重奏)部分があります。

・交響曲第11番
第1楽章がアダージョで第2楽章がアレグロと普通と逆です。バロック時代のソナタは緩-急-緩-急となるのでその名残でしょうか。それにしても,この1楽章は纏綿と歌っています。最近のピリオド式の演奏ではなくロマンチックな歌い方です。しかし,ウィーンフィルのメンバーを始めオーストリア&ハンガリーの奏者を集めて口伝的な伝統のスタイルだそうです。

・交響曲第12番の第2楽章のアダージョ。最初の2小節をきいて「あれっ」って思いました。モーツァルトのレクイエムの「ラクリモーサ」に似ています。でもハイドンは短調でもどこかに楽天的な面が出てきます。

■交響曲第91番,第92番,シンフォニー・コンチェルタンテ(ヴァイオリン,チェロ,オーボエ,バスーンのための)(CD28)

・第91番の2楽章。あの第94番「驚愕」のアンダンテと同じようなリズムですので親しみやすい。同じように変奏が展開していきます。

・第92番「オックスフォード」
 最初のアダージオの音が,非常に優しい。
第2楽章は典雅で良く歌っています。ハイドンのアダージョはモーツァルトとまたちがう安らぎのある魅力を感じます。どちらが良いということはない。
第4楽章のテーマが半音階的なのが当時の曲としては斬新に聞こえます。

・シンフォニー・コンチェルタンテ~ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、バスーンのための
交響曲105番とも呼ばれるようです。といっても104番より後に書かれたわけでなく97番、98番と同じ年に書かれています。
ソリストの名前を見るとVPOのコンマスのラーナー・キュッヒルをはじめ、みんなウィーンフィルのトップ奏者です。
モーツァルトとちがってチェロにもソロがあるのが、チェロ協奏曲も書いているハイドンの嬉しいところです。


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