ショスタコーヴィッチ「交響曲第8番」:ムラヴィンスキーの晩年のライブ

タワーレコードのオリジナル盤「ヴィンテージ・シリーズ」。
このシリーズは「1年365枚」のgarjyuさんが以前この予告をみて夜中に興奮してましたね。
その中にムラヴィンスキーのショスタコーヴィッチの交響曲第8番がありました。
ショップで試聴してそのよさを確信して買ってきました。

この曲を初演者し40年近く演奏してきたひとつの到達点です。画像

第1楽章、最初のチェロとコンバスのユニゾンからひとつの楽器のような統一されたニュアンスが伝わってきます。

有名な第5番の冒頭に似ていなくもない。
続くヴァイオリンのノン・ヴィブラートのように聞こえる音。

やはり似ている。5番の続編の雰囲気です。
弦の音は美しくこのオケだけの音です。

 深刻で美しく、しかし達観したようなアダージョが続きます。
24分に及ぶ長大な1楽章も集中して聞けます。

陽のプロコ、陰のショスタコっていわれますが、この悲劇性は、
・・・とおもったら、1943年の作曲。
やはり戦争がテーマなのですね。
・・・あ、これ「勝手に○○の日」にとって置けば良かったな。

特に素晴らしいのが第3楽章。ヴィオラから始まり楽器を受けついでずっと続くリズム、つんざく高音の木管の叫び。
途中のトランペットの部分「剣の舞」に似てない?

4楽章 打楽器をしたがえた金管のファンファーレのあと、これも悲哀の歌が続くラルゴ。

そして、第五楽章まであります。
ファゴットののどかなソロ。
フルート、ヴァイオリンと優美な旋律が続きます。
割と静かに、平穏に終わります。

※追記
 この曲はショスタコーヴィッチの戦争交響曲のひとつですので8月15日の「勝手に戦争(反戦)関係の音楽(終戦記念日に)の日」に参加します。



【曲目】
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
【演奏】
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1982年3月28日(ライヴ)


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この記事へのコメント

2006年07月06日 00:10
こんばんは。
夜中に(というか朝方でしたね。)はしゃいでました。良かったですか?私も購入しましたが、まだ封をあけてません。ショスタコは重いから週末かなあ。ついでにコンドラシンの《バビ・ヤール》(暗い曲ばかりですね。)も買ってしまいました。2曲続けて聴いたら、来週は寝込んでしまうかもしれませんね。

garjyu
ダンベルドア
2006年07月06日 22:35
重いと言えば重いですが、ショスタコの中では曲想は平穏な方かと。まあ陽気な部分はないですが。
演奏はレニングラードの澄み切った弦の音(録音もムラビの中では良)が聞き物だと思います。
2006年09月02日 23:54
はじめまして。
このたびは拙ブログへのコメント&TBありがとうございました。
このムラヴィンスキー盤、背筋が寒くなるような恐怖が潜んでいるようで、安易な気持ちで聞くことができません。
だからと言って、それがないと気が抜けたソーダ水のようになってしまうのですが…。
これからもよろしくお願いいたします。

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