バッハ;アリア~カザルスの演奏

カザルスが隠遁してからプラ―ド音楽祭やマルボーロ音楽祭の記録が残っているけど、これは1951年のペルピニャン音楽祭のもの。

■バッハのオルガン曲でパストラールという、まさにそれこそ牧歌調の曲があるのですが、このアリアはその中間部でハ短調の部分。

バッハの無伴奏チェロ組曲は素晴らしいけれど、無伴奏だけにちょっととっつきにくいところもあるのではないでしょうか。
私は正直言ってカザルスの無伴奏、最初聞いたときは特にそうでした。

このオルガンパストラールのアリアはオーケストラ伴奏でカザルスのチェロがバッハ特有の哀愁のメロディを弾いていきます。
別にこの曲は受難曲ではないですが、これを聞くともうキリスト教徒でなくても自分の罪を悔い改めたくなるほど、切切とした音です。
音というよりチェロがしゃべっているようです。

以前この楽譜を手に入れてよく弾いていましたが、自分で弾いて判るのは、カザルスの弾く音程は平均律の音ではないのです。微妙に高かったり低かったり、これは音程が良くないのではなく、意識してやっているのだそうです。
これがなんともいえない悲しみや感情の高まりなどの表現につながっているひとつの要因かもしれません。

■シューマンのチェロ協奏曲は時々号泣しているようです。
この曲。私はまだ苦手なのですが。

■「鳥の歌」は国連の約20年前、ホワイトハウスコンサートの約10年前で朗朗と精気にあふれた演奏です。


パブロ・カザルス不滅の記念碑 8

1. チェロ協奏曲イ短調op.129(シューマン)
2. 鳥の歌(カタロニア民謡=カザルス編)
3. カニグーの聖マルタン祭(同)
4. アリア(バッハ)
5. レチタティーヴォ(同)
6. アダージョ(ハイドン)
7. ナナ~7つのスペイン民謡(ファリャ)


シューマン:チェロ協奏曲他
シューマン:チェロ協奏曲他

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この記事へのコメント

2006年09月11日 00:12
ダンベルドアさん、
>このオルガンパストラールのアリアはオーケストラ伴奏でカザルスのチェロがバッハ特有の哀愁のメロディを弾いていきます。

これだけでも聴きたいですね。
無伴奏はおっしゃるように、本来あるべき裏のポリフォニーを想像することが出来ないと本当には楽しめないんだそうです。そんな酷な。聴こえている音だけでも充分お腹一杯になるのに

garjyu
ダンベルドア
2006年09月11日 23:45
>garjyuさん

>無伴奏はおっしゃるように、本来あるべき裏のポリフォニーを想像することが出来ないと本当には楽しめないんだそうです。

そうですね。だから、それを弾き分けるのが大変なんです。
私の持っている無伴奏の楽譜は、わざわざ2段に分けて書いてあります。

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