バックス「ハープと弦楽のための五重奏曲」この世で最も美しい室内楽曲~「癒しのイギリス音楽」

 「ハープの魅力が満開! この世で最も美しい室内楽曲」
というのはこのCDのオビに書いてあったセールストークです。
解説には「幽玄とか憂愁とかといった形容詞も、このあまりに美しい音楽の前には色褪せるばかりです。」
とも書いてあります。

最も美しいといいきってよいかは疑問ですが、画像
ちょっとフォーレの室内楽の雰囲気があり、
ピアノでなくハープを使ったことにより幻想的な雰囲気が出ています。

■ハープと弦楽のための五重奏曲 f
 この最初の部分、フォーレの面影が感じられるのです。
弦楽四重奏がちょっと暗い幻想的な曲想を情熱的に奏でるバックがハープは彩りを添えるように控えめに流れます。
 以前にご紹介したモーランのようにアイルランド音楽の影響もあります。
 3楽章がひとつの曲のように続き、最初の主題が循環されて演奏されます。


■フルート、ヴィオラとハープのための悲歌的三重奏曲
 この編成は、そう、ドビュッシーだけではなかったのです。
ドビュッシーほど哲学的なところはないですが、まさに幽玄な雰囲気です。
 ヴィオラの蜂の羽音のような低音。(変なたとえですが)
幻想的なハープのアルペジオ。涼しげなフルートの調べ。

アーノルド・バックス(1883-1953)は英国近代の作曲家。
 3楽章形式で書かれる7曲の交響曲や管弦楽曲も魅力ありますが、この盤を聞く限り、室内楽は良いですね。

この演奏のモビウスという団体、聞いたことがありませんでしたがなかなかの実力です。
ライナーによると4カ国の若いアーティストからなる7名のプロジェクトだそうで、ヴァイオリンには日本人の伊藤奏子がいます。

廃盤なしの音の総合カタログ化を目指すナクソスは、こんなマイナーなアルバムをバジェットプライスでだしてきます。
しかも演奏が良いので目が離せません。


バックス●室内楽曲集
演奏;モビウス(mobius)
レーベル;NAXOS 8.554507

1.ハープと弦楽のための五重奏曲 ヘ短調
2.フルート、ヴィオラとハープのための悲歌的三重奏曲
3.ハープとヴィオラのための幻想ソナタ
4.フルートとハープのためのソナタ


↓amazonのページ
バックス:室内楽曲集
バックス:室内楽曲集「ハープ五重奏曲」/「悲歌的三重奏曲」/「幻想ソナタ」/他

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この記事へのコメント

2006年09月09日 01:00
こんばんは。
バックスはNAXOSでは交響曲シリーズは聞いていましたが、最近聴きませんねえ。実はこの室内楽シリーズも気にはなっていたんですよね。
また、いっちゃうかも。
あの、それから、今日私のブログで紹介したNAXOS盤は、もし、お持ちでなければ、ダンベルドアさんには是非お薦めしたいなあと思って書いたものです。ご一読いただけますれば幸甚です。

garjyu
ダンベルドア
2006年09月09日 22:08
>garjyuさん
バックスの室内楽は結構手が込んでいる交響曲とはまた違った雰囲気です。

>また、いっちゃうかも。

ぜひ、いっちゃってください。
それからご紹介いただいたNAXOS盤はもってませんでした。ありがとうございました。
2006年09月10日 12:53
こんにちは♪  コレ、そそられますね~。  多分 KiKi のツボ、どんぴしゃりの音楽のような気がします(笑)。  後で NAXOS サイトで視聴してみたいと思います♪    
ダンベルドア
2006年09月10日 19:54
>kikiさん
 最初の五重奏曲は、このなかでも誰でも気にいりそうです。
そのあとのヴィオラをフィーチャーした2曲は、特にヴィオラ好きのkikiさんいいかがでしょうか。・・・と思っていました。

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