ベートーヴェン「英雄」~パーヴォ・ヤルヴィ、ドイツ・カンマーフィル

 パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン交響曲第3番「英雄」は去年テレビで見てその素晴らしさに釘付けになった。
新鮮なヤルヴィのベートーヴェン「英雄」~NHK芸術劇場
 いまその輸入CDが安くでていました。

交響曲第3番『英雄』&第8番 パーヴォ・ヤルヴィ & ドイツ・カンマーフィル@HMV

いやあ、やはりいいいですね。
エロイカ(英雄)と第8番のカップリングです。
特にエロイカが素晴らしい。
それも第1楽章。

早いテンポ。
でもニュアンスが満載。
エロイカってこんなに楽しい曲だったんだ。
ベートーヴェンの曲には何十回も出てくるsf(スフォルツァンド)→p(ピアノ)の音の抜き方が実に快い。
ファゴットなんか風船から空気が抜けるような音を出していて楽しい。
おそらく現代楽器なのだが古楽器的奏法です。
ただし金管楽器はナチュラル(バルブの無い楽器)。

楽譜はジンマンも使っていたベーレンライター原典版

ひとつの典型的なベートーヴェン像として重くて力が入って絶叫する演奏の対極にあります。
「こんなのベートーヴェンではない」という声も聞こえてきそうです。
でも私はこの演奏が気に入りました。
何度でも聞きたくなるのです。

英雄はかつてオーケストラで弾いたことがあります。
さらになぜか知り合いの女子高の校長の学校葬に出かけていって実際に第二楽章の葬送行進曲まで弾いてしまった。
そんな記憶も関係なくなるくらい新鮮な演奏です。

こういう颯爽型の演奏だから第2楽章はあっさり目。勝手なようだがこれは重たい演奏が聞きたくなります。
3楽章は快速スケルツォで文句なし。
第4楽章も同様。
変奏曲になって少しするとテュティでなくソロの弦楽四重奏で弾く部分がでてきます。
合奏協奏曲スタイルです。
ここを聞くとモーツアルトのセレナータ・ノットゥルノを思い出すのでした。

第8交響曲も同様なスタイル。
悪くないのだがエロイカほど決まっていない気がするのですが。

↓こちらは国内盤




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この記事へのコメント

2007年12月14日 01:44
こんばんは。
これはベーレンライター原典版を謳っている演奏の中で最高の演奏かもしれません。私も釘付けになりました。
ダンベルドア
2007年12月15日 00:01
dokuohさん
こんばんは
ある人から「最近の指揮者で有望だと思う人はいますか」と聞かれて思わずパーヴォ・ヤルヴィの名をあげてしまいました。これしか聞いたことないのに。
そのくらいこの演奏に釘付けになりましたね。
2007年12月16日 01:57
こんばんわ(^^)。
ことし生演奏を聴きましたが、とてもヨカッタです。
テンポがいいけど、リズムが力強いというか。。。
ダンベルドア
2007年12月16日 21:26
左党さん

>ことし生演奏を聴きましたが、とてもヨカッタです。

ディスクで聴いてこれだけ良いのなら生は素晴らしいでしょうね。
カンマ―フィル(室内オーケストラ)というくらいですから、人数は少なめでしょうか。
でもかえって思い切った表情がでるのでしょうね。

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