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zoom RSS バリリの弾くヴァイオリンソナタ〜「勝手にモーツァルトの日」(その2)

<<   作成日時 : 2006/05/02 12:33   >>

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ワルター・バリリが弾いたモーツアルトのバイオリンソナタ。画像
なんともいえない芳香が立ち上ってくる音で、奏でられる夢のようなモーツァルト。

かつて入っていた弦楽合奏のコンマスがバリリに心酔していて、似たような弾き方を良くしていました。
バリリのウェストミンスターの一連の室内楽シリーズに入っています。

バリリのかるくふんわりとした高音のビブラートのついた音は、ウィーンフィル独特のちょっと艶があって絹のように軽やかな音です。
ウィーンの名物のチョコレートケーキであるザッハトルテの外側のシャリっとしたチョコのような音です。(?)

ワルターバリリ(1921〜)
 18歳でウィーンフィルに入団、翌年にコンサートマスターに就任。1945年からはバリリ四重奏団のリーダー。1959年原因不明の右ひじ故障により四重奏団を解散した後もコンマスとしての活動を続け1966年から69年までウィーン・フィル楽団長をつとめた。
 (CDの解説による)


1950年代から60年代にかけてウィーンフィルの全盛期のバイオリンの音は彼の音の影響がかなり入っていると思われます。・・・ウィーンフィルのヴァイオリンはコンマスの音が強く出ていると思います。

ピアノはバドゥラ=スコダ。スーパーピアノレスッスンのルイサダの師匠です。
モーツァルトにしてはちょっと重い感じがしますが、ヴァイオリンを決してかき消さない控えめさは好ましいです。

録音はモノラル時代のものですが,現代ではこういうヴァイオリンはもう聞けないでしょう。またこの録音は再生装置によっては高音が耳につくかもしれません。

演奏: バリリ(ワルター), バドゥーラ=スコダ(パウル)

 ソナタ集T
1.ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調K.301
2.ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K.304
3.ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調K.377
4.ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調K.305
5.ヴァイオリン・ソナタ第20番変ホ長調K.58(Anh.C23.04)(疑作)

 ソナタ集U
1.ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調K.296
2.ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調K.379(373a)
3.ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454

 ソナタ集V
1.ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調K.376(374d)
2.ヴァイオリン・ソナタ第37番イ長調K.402(385e)(M.シュタードラーによる補筆完成版)
3.ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481 第2集
 ☆いくつかの曲をあげると

■ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調K.301
 先日の「たけしの誰でもピカソ」のモーツァルト特集で、「理想的な1/fの揺らぎの曲」として取り上げられていました。出だしから極上の幸せなメロディを感じるのです。第2楽章では中間部で、軽やかな付点音符の短調に変わります。これがたまらないです。

■ヴァイオリン・ソナタ 第28番ホ短調K.304
 数少ない短調の曲です。哀愁が漂います。演奏によっては激しく悲劇的に弾くことも聴かれますが、バリリはこの旋律をさりげない中にニュアンスを込めて語ります。これがかえって演奏に吸い寄せられるのです。

■ヴァイオリン・ソナタ 第35番ト長調K.379(373a)
 アダージョの序奏が絶品。その後のソナタはモーツァルト因縁のト短調です。

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2006/05/05 10:46

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
 kikiさん、お久し振りです。ブログを読ませて頂きました。ヴァイオリンソナタ、若い頃よく聴きました。早速、モーツァルトの棚からCDを取り出してきました。私のは、ヴァイオリン:シモン・ゴールドベルグとイツァーク・パールマン、ピアノ:ダニエル・バレンボイムとラドゥ・ルプー のものでした。長い間聴いていなかったものですから、明日あたりからゆっくりを聴こうかと思っております。それでは失礼致します。
my favorite stories
2006/05/02 16:53
申し訳ありません。お名前間違えてしまいました。kikiさんではなく、ダンベルドアさんです。おっちょこちょいで本当に失礼致しました。
my favorite stories
2006/05/02 16:57
>my favorite storiesさん
コメント、ありがとうございます。

私はゴールドベルグ、パールマンどちらのモーツァルトも持っていません。また貴ブログも拝見させていただきます。
この記事がきっかけで、若い頃の想い出が蘇ると嬉しいです。
ダンベルドア
2006/05/02 22:48
ダンベルドアさん、こんばんは。

バリリかあ。ここら辺まで来ると途方にくれてしまいます。モノラルの完成期の録音というのも、最近捨てがたいということが分かっちゃったんですよね。そうするとまた、無限の旅(散財)が始まるのかと思うと、うれしいような、苦しいような。

garjyu
garjyu
2006/05/03 02:29
gaajyuさん、おはようございます。

無限の旅ですか。

わたしはある時期から、聴くペースが買うペースに追いつかなくて未聴盤が溜まってきたので買うのを自粛していたんです。でも皆さんのレビューをみると聞きたくなってきますので葛藤しています。

ダンベルドア
2006/05/03 08:46
バリリ!!!  いいですよね〜。  いや〜、懐かしい。  CD 時代に入ってからはあまりたくさん持っていないのですが、レコード時代には大好きでした♪  それに KiKi の場合はレコードは全部処分しちゃったので(辛かった・・・)もうとっても遠い存在になってしまいました。

>現代ではこういうヴァイオリンはもう聞けないでしょう。
同感です。  まあ若干郷愁も手伝っているかもしれないけれど(^^;)強く激しく同意しちゃいます!!

ところで、バドゥラ=スコダなんていう懐かしい名前が・・・。  ルイサダの師匠だったんですか??  それは知りませんでした。  KiKi は小学生の頃、彼の書いた「ベートーヴェンピアノ・ソナタ演奏法と解釈」という本を毎日のように読んでいました。  当時は音楽方面に進もうと思っていて、ベートーヴェンのピアノソナタが特別な作品群だったので、結構真剣に読んでいたみたい ^^;  今も手元に残っているのですがあちらこちらに赤線が引っ張ってあって稚拙な字で何やら笑える書き込みがしていあります(爆)。
KiKi
2006/05/03 10:13
>kikiさん
レコード全部処分したんですか。それはずいぶん思い切りましたね。私にはできないです。レコードは実家で眠っています。もうずいぶん聴いていませんが記憶の中にあります。

バリリのレコードはキング盤は音がいいのですが、東芝盤はダメでした。CDででたときにほとんど買いなおしました。

スーパーピアノレッスンのときルイサダが「私の師匠のスコダがこういった。」と触れていて初めて知りました。なんかイメージがつながらないのですが。でも小学生から「ベートーヴェンピアノ・ソナタ演奏法と解釈」を読んでいたとはすごいですね。
それが今のベースになっているのでしょうか。
ダンベルドア
2006/05/03 23:26
こんにちは。  いや〜、すご〜く辛かったですよ〜 (;O;) あの時の喪失感は今思い出しても辛いものがあります。  でもね、ターンテーブルは壊れちゃったし、保管しておく場所もなかったし、CD も買わなくちゃいけないのにお金もなかったから思い切ったんです。  もっとも何枚かは図書館に寄付したりしたんですけどね♪  

「ベートーヴェン〜」はたまたま小学校4年から5年にかけて「悲愴」をレッスン曲として与えられていた頃に、解釈に行き詰って購入したんです。  でもね、稚拙な字の自分の書き込みを今読み返してみると「本当にわかっていて書いたの?>自分」っていう感じで結構笑えます(笑)。
KiKi
2006/05/04 09:23

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