コーカサスの風景

 ロシアのイッポリトフ=イヴァノフといえば「組曲コーカサスの風景」
その中でもせいぜい「酋長の行列」だけが愛好家に知られていた。
 などと解説の紙に書いてあります。
管弦楽作品集「コーカサスの風景」第1 & 2組曲 / トルコ行進曲 フェイゲン / ウクライナ国SOは知られていないからつまらない曲かというとそんなことないです。
こういう曲の作品集があることがNAXOSらしいです。

第1曲目の「峡谷にて」いきなり気持ちよさそうな最初のホルンの5度の響きからして、峡谷の広がりの情景が見えるようだ。このホルンが軽いヴィブラートがかっているのがロシアのオケらしいというか、エキゾチックというか。
 通俗名曲かどうか分からないが、なんとも分かりやすい情景描写的な音楽だ。映画音楽的でもある。

第2曲の「村にて」コール・アングレとビオラがオリエンタルな音階のレシタティーボを掛け合いでつないでいく。

木管やホルンがメロディを吹いていくオーケストレーションが多いようです。弦も管もむずかしいことやっていないのでアマチュアが弾いても楽しめそう。

第4曲目の酋長の行列。ファゴットとピッコロが2オクターブユニゾンで吹くオリエンタルなメロディが忘れられないです。トルコ風なのかな?酋長というとアメリカインディアンを連想してしまいます。
 中学の頃この雰囲気を出そうと、笛を吹きながら2オクターブ下の旋律を声を出して歌ったことが思い出されます。

コーカサスってどこだっけ。調べると黒海とカスピ海の間の地域。
チェチェン共和国とかはテロが多発の政情の不安定な地域。
でもこの音楽は牧歌的で哀愁の漂う音楽です。
演奏しているのはちょっと離れているがウクライナのオーケストラ。
カリンニコフをやったオケだっけ。

組曲第2番の2曲目の子守唄がチャイコフスキーくるみ割り人形のアラビアの踊りの中間部に似ている。

3番「レズギンカ」でようやく激しい曲調が出てきます。
「戦争行進曲」は比較的のどかな行進曲です。
毒気がないというかそういうことろが通俗名曲といわれてしまうのでしょうか。

イッポリトフ=イヴァノフ
IPPOLITOV-IVANOV
1859-1935

管弦楽作品集

○組曲「コーカサスの風景」第1番Op.10
1 峡谷にて
2 村にて
3 僧院にて
4 酋長の行列
○同第2番Op.42:イヴェリア
1 導入:ケテヴァナ王女の嘆き
2 子守唄
3 レズギンカ
4 戦争行進曲
○トルコ行進曲Op.55
○トルコの断章Op.62
1 キャラバン 
2 休憩
3 夜
4 祭り
アーサー・フェイゲン指揮/ウクライナ国立交響楽団





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