ショパンのチェロ・ソナタ~モルクのチェロ

 モルクはノルウェーのチェリスト。
彼の今回の来日は急病で中止になったそうです。
そのために私は6月25日に上京して往復の飛行機の予約も取ったが結局チケットは払い戻しとなり彼の音は聞けませんでした。

今、実際に聴くはずだったショパンのチェロソナタのCDを聴いています。
ショパンといえばピアノ。
ショパンの作品のほとんどはピアノ曲。
しかしショパンはチェロのための曲が何曲かあります。

チェロとピアノのソナタも彼のオリジナル。
ピアノ優先でチェロは添え物かというとそんなことはありません。
もちろんピアノパートはショパンの手馴れた語法でかかれていますが、チェロはそのピアノに乗って歌いまくります。

モルクの音は艶っぽい。楽器はモンターニャ、骨董品のような美しい楽器です。弦はたぶんADがラーセンで、Gは不明、Cがスピロコア(ジャケット写真による)。
艶っぽさはヴィブラートから来るのでしょう。割と弓圧をしっかりかけながら大きくゆっくり目のヴィブラート。
モルクは長身なので手も大きいはず。手の大きさが見えるようなヴィブラートです。もちろん技術や肉体のせいだけでなく彼の歌心。
私もこんなビブラートもかけてみたい。いろいろ使い分けたいのですが。
ショパンにしてはなかなかエネルギッシュで健康的でもあります。

小品二曲でその艶っぽい音色の特徴が良くわかる。ピアノは減衰音だからそれで聴きなれている曲がチェロに編曲されたことも印象が大きく変る要因でしょう。

それが終わって、チェロソナタに入る。
和牛のすき焼きがステーキか。
美味さたっぷりでちょっと甘口で、おいしいがCD1枚聴いているとちょっと食べ過ぎ。
といって私は2時間以上聴いていて3循環目ですが。

チェロ・ソナタ、夜想曲(チェロとピアノ版)、他 モルク(チェロ)ストット(ピアノ)

ショパン:
・夜想曲 ホ短調 Op.72(モルク&ストット編)
・前奏曲 ロ短調 Op.28-6
・ソナタ(チェロとピアノのための)ト短調 Op.65
・前奏曲 ホ短調 Op.28-4(モルク&ストット編)
・ワルツ イ短調 Op.34-2
・夜想曲 嬰ハ短調(遺作)
・序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
・夜想曲 変ホ長調 Op.55-2
・練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
・練習曲 変ホ短調 Op.10-6(グラズノフ編)
 トゥルルス・モルク(チェロ)
 キャスリン・ストット(ピアノ)


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